金融自由化と上限金利規制
2007年10月09日
金融自由化といえば、金利自由化と業務自由化の2つの要素を指します。
業務自由化は証券、銀行、信託、長期信用銀行などの業務規制を廃止し、各市場に参入を認めるということです。
アットローンやキャッシュワンが低金利のカードローン融資の消費者金融であることはご存知だと思いますが、銀行グループの事業であって、銀行業ではないですね。
つまり金融機関の垣根を取り払い、「金利」をベースに、同じ市場で競い合ってもらおうということです。
その結果、銀行でも一部の証券が取り扱えるようになりました。
ただし扱うことのできる証券は、社債などの引き受けにかぎられています。
というのも、銀行が証券分野においてもシェアを拡大すると、中小証券会社が相次いで倒産するこのも考えられるからです。
そのためまだまだ規制されていることも多いですが、金融の自由化は確実に進みつつあります。
この金利の自由化が進んだ大きな理由として、金融の国際化ということがあげられるでしょう。
これまでの日本の銀行は、非常に厳しく政府に管理させており、外国から非難を浴びていました。
つまり「安い金利でお金を集め、その資金を元に海外に進出してくる」というのが、海外からの言い分なのです。
アコムや武富士などの大手消費者金融が、金利の引き下げを行っていますが、こうした動きは、多重債務問題が社会問題化したのが要因です。
しかし、こうした上限金利を規制する動きは、本来の金融の自由化とは逆行しているともいえます。
2007年10月09日